ISOがうたわれるようになり、製品開発における「安全性」はより重要視されるようになりました。
リードタイムの短縮や、試作品としての精度や品質とともに、
製品開発に携わる企業として「安全性」「品質管理」についても大切であるとリングスは考えています。
使用されている素材の含有化学物質は安全なのか、
試作加工においても4Mの基準は満たされているのか、
安全性のもとに設定された管理基準は試作製作においてももちろん重要です。
ご依頼くださった製品を、再度安心してご依頼いただけるように
リングスでは証明書の発行や勉強会の実施など、
製品開発や材質・材料に含まれる化学物質に関する知識を深める取り組みを行っています。
開発した製品情報の管理と共有を行い、
材質から品質まで一貫した管理体制のもとで試作開発を行って参ります。
リングスでは、4Mに基づいた品質管理を方針として定めています。
人 (Man)
機械 (Machine)
材料 (Material)
方法 (Method)
試作にかぎらず製品開発において、4Mの遵守は安定して安全な製品を供給するために重要な項目です。
製品開発の現場において、本来の設計と異なる材質での製品化は
用途や有害物質の含有などに何の問題がなかったとしても回収・製作し直しになるケースもあります。
寸法などの精度面での品質も重要ですが、あらかじめ定められた規格や範囲に沿った安全な製作も
これからの試作業によりいっそう求められる要素であると考えています。
リングスでは試作に使用した材料について、必要な各種証明書を納品時に添付いたします。
ご依頼の際に必要な証明書・対応をお知らせください。
・材料証明書(ミルシート)
証明書No、化学成分、規格の名称、納入状態などが記載された証明書です。
特に、生産から流通・廃棄までの経路を明確にする必要がある製品開発の際に重要となります。
より信頼性の高い材料証明書をお届けするためにも、必要な場合にはあらかじめ材料・条件をお伺い致します。
・SDS(製品安全データーシート)
化学物質を含む製品について、どのような物質が含まれているのか、人体や環境にどのような影響を与えるのか、取り扱う上での注意事項などが記載されています。
・RoHS指令やREACH規則への対応(非含有証明書)
特定有害物質(電子・電子機器)の使用制限についての指令です。
RoHS指令に関しては2003年2月に制定され、2006年7月に発効されました。